太くならない筋肉と姿勢のヒミツ

バレリーナにとってどの筋肉を鍛えるかは重要なポイントです。

よくインナーマッスルという言葉を聞くと思います。このインナーマッスルは体の表面ではなく、体の深くにある筋肉で深層筋と呼ばれるものです。鍛えることで脂肪の燃焼が高まりまることは良く知られています。

また、体を支える大事な役目を持つ筋肉ですので、背中や首をまっすぐに引き上げることができます。
バレエでの引き上げに重要な筋肉というわけです。

このインナーマッスルは、筋力トレーニングで鍛えても太らないという特性があります。
バレエでは細くしなやかで、それでいて力強い芯がしっかりとした体づくりが理想です。ふくらはぎや太ももにがっしりとした太い筋肉をつけてしまうことはバレエでは不向きです。

バレリーナの筋肉が太いと感じないのは、このインナーマッスルをうまく鍛えることができているためです。

反動をつけて行うような激しい筋力トレーニングではなく、ゆっくりと呼吸をしながら弱い部分をじっくりと鍛えていくトレーニングを行います。

どうしたらインナーマッスルを上手に鍛えることができるのか、そのポイントは「姿勢」にあります。

教材の中では、ワガノワ・バレエ学校の例も紹介しながら解説しています。